三日月(@trickwolves)です。
本日はコスプレの併せに都内まで行ってきました。とても楽しい一日を過ごして、改めてコスプレを趣味だと言える社会になって欲しいなぁ…と思いました。
ということで、今回はアラサーのコスプレイヤーである私がコスプレに関して思うメリットとデメリットをまとめてみます。
コスプレをするメリットとデメリット
メリット
- コスプレをしている時は日常から解き放たれるのでストレス解消になる
- 趣味の合う友人ができる
- 手先が器用になる
- 肌や体型を気にするようになるのでキレイになる、老けにくくなる
デメリット
- お金と時間がものすごい勢いで溶けていく
- たまにとんでもないメンヘラや出会い厨と出会ってしまう
- 土日祝日の予定が埋まるので非レイヤーの友人に「最近何してるの?」と言われる
- 婚期が遅れたり結婚する気がなくなりがち
コスプレをするメリットについて
1.ストレス解消になる
なにやら人間は「自分でない何かになりきった時に日頃の自分から解放され、ストレス解消ができる」という傾向があるそうです。そのためか最近「何かになりきるサービス」が流行の兆しを見せているそうです。
先日テレビで見かけたのですが、人間をラブドールに変身させる「ラブドール製作所」というサービスがとても流行っているそうです。人形になってみたい、人形として扱われてみたいと言う方が利用しているそうですよ。
茂木先生の著書「もっと結果を出せる人になる! 「ポジティブ脳」のつかい方」によると何かになりきること、いわゆるごっこ遊びは人間の脳に快感を与えるそうです。確かにコスプレしてる時の楽しさは麻薬的な中毒性があるように感じます。
2.趣味の合う友人ができる
好きな作品のコスプレをしていると、何かの拍子に友人ができることがあります。
その”何かの拍子”は併せだったりイベントだったり、オフ会だったり、はたまたSNSだったりと様々なパターンがあります。どのパターンにしても、生まれも育ちも違う、コスプレをしていなかったら絶対に出会わなかったであろう人と出会って友達になれるということは大きなメリットだと思います。
3.手先が器用になる
コスプレをしていると、どうしても衣装や小道具を作らざるを得ない場面に遭遇する事があります。ウィッグも自分で形を作らなければなりません。
「習うより慣れよ」という言葉がありますが、コスプレの世界もまさにそれ。衣装作りも小道具作りもウィッグセットも、場数を踏んでいけばそれなりになんとかなるようになります。
そして気づいた時には手先が器用になっています。この段階まで来ると、どんな衣装でもウィッグでも「それっぽいものなら何でも作れるんじゃない…?」という気がしてきます(笑)
習うより慣れよ
技芸を修得するには、人に理屈で教えてもらうよりも、実地に何度も何度も繰り返して慣れることが大切である。
引用元:コトバンク
4.キレイになる、老けにくくなる
コスプレをするようになると、非常に見た目を気にするようになります。
なぜならやりたいキャラクターにもよりますが、極端に太るわけには(人によっては痩せる訳には)いかないからです。
そして「お肌がぼろぼろな状態で推しキャラのコスプレをするなんてとんでもない…!」と思うようになってくるため、必死になってお肌のケアをします。人によってはジムに行ったり、ヨガに行ったりしはじめます。
そしてプロテインとかサプリメントとか、その辺を飲み始めちゃうやつもいます。
またコスプレをしていると、ときおり生まれつき皮膚にあざや傷、大きなできものがある人を見かけることがあります。しかしコスプレメイクを落として初めて、あざや傷があることに気づくほど知るほどメイクが上手な人が多いです。こういった技術を磨こうと思えるのも、コスプレのいいところだと思います。
コスプレをするデメリットについて
1.お金や時間がなくなる
コスプレをするために必要なもの、衣装やウィッグ、カラコンを揃えてスタジオやイベントに行くと少なくとも1万円は吹っ飛びます。
コスプレ衣装もカラコンもウィッグもブーツも何もかも、コスプレに必要なものは全てそれなりにお値段が張ります。そして写真を撮影するためのスタジオやイベントはどれだけ安くても、1回に3000円~はかかります。そしてカメラをやり始めるともうこれが沼、喉から手が出る程一眼レフが欲しくなります。
そして衣装を作るなりウィッグセットするなりなんなり、コスプレのための準備は全て時間がかかります。1日撮影するための準備をするために1か月、2か月かかることもザラです。なんなら年単位で時間をかける人もいます。
コスプレイヤーは仕事の後や休日をコスプレのために使いまくり、本番の撮影に挑んでいます。
2.メンヘラや出会い厨に出会いやすい
レイヤーは承認欲求が強い人が多く、正直なところメンヘラさんが少なくありません。そして男性のカメラマンの中に少なからず出会い厨がいます。
そういった人と出会ってしまって絡まれ、懐かれてしまうともう大変☆私も御多分に漏れず、何度となくそういった人のことで大変な目に合ってきました。
私の友人と恋人になりたいがために私と仲良くしているフリをしていた人から始まり、ありとあらゆる人(女の子)をたぶらかしてはホテルに連れ込もうとする人(女の人)、被害妄想が強すぎてどこでもかしこでもすぐに泣いちゃう人とか…いろいろ、いました(虚無顔)
3.パンピーに何をしているのか疑われる
これは周囲の人にオタクであり、コスプレイヤーであることをカミングアウトしている場合は特に問題になりません。
しかしオタク以外の友人(いわゆる一般人、パンピー)にオタクを隠しているコスプレイヤーの場合、土日祝ごとに出かけていることに対して「一体何をしているの?」と聞かれると言い訳するのが大変だそうです。
4.結婚する気が無くなる、婚期が遠のく
私もそうですが、趣味が楽しくて日常が充実しすぎてしまうあまり、異性との出会いを求めなくなる人も少なくないように感じます。楽しいから仕方ないよね。
逆に結婚したら色々と制限が出来てしまい、コスプレをやめざるを得なくなってしまった人も少なくありません。
とはいえ、たまーにコスプレイヤー同士だったり、あるいはコスプレイヤーとカメラさんでお付き合いして結婚する人もいます。ただこれはまれなケースなので、コスプレに出会いを求めない方がいいと思います。
コスプレイヤーは愛と情熱の塊
多くのコスプレイヤーは好きな作品やキャラがあって、その世界に入りこみたい・キャラになりきりたい・絵や文字で表現することが苦手だから写真で好きを表現をしたい…など色々な理由からコスプレをしています。
コスプレする人は好きなキャラのために、併せのために時間やお金をつぎ込んで衣装や小道具を作ります。その結果ミシンだけではなく、様々な工具や溶剤を扱える人も多いです。
かくいう私も自宅に半田ごてとか瞬間接着剤を早く乾かすスプレーとか、あんまり一般家庭にはなさそうなものがあります。刀剣乱舞の小狐丸のコスプレをする時に鎧やら厚底下駄やらを作った時の名残です。
↑ちなみにこちらが瞬間接着剤を早く乾かすスプレー、存在を知らない人も多そう。
好きなものに対するコスプレイヤーの愛はすさまじい
ここまで色々書きましたが、時間やお金をつぎ込んでまで作りたいものがある、何かに対してそれほどの熱意や愛があるというのはすごいことだと思います。
それに大人になって、社会人になってから会社以外のところで新しく繋がり(人脈)を作れてさらに友達ができるということもすごいことだと思います。
私も今仲良くしている友人たちの多くは、コスプレイベントやオフ会で出会いました。ほとんど県外の人で年齢もバラバラ、コスプレをしていなかったら決して知り合うことがなかっただろう人たちばかりです。
コスプレが趣味と胸を張って言える社会になればいいな
そんなこんなを考えると、コスプレが趣味って胸を張って言ってもいいと思うのです。
とはいえコスプレという趣味を周囲に理解してもらえなくて、家族にも友達にも隠している人も多いのが現状です。特に会社や年配の親族には言いづらい趣味といえるかもしれません。
しかしそんなこんなを差し置いても、どうにも楽しくて離れられない魅力があるのがコスプレってやつです。私もアラサーでありますが、まだまだコスプレからは足を洗えなそうです。
\コスプレは楽しいぞ!!/