47都道府県制覇しよう&全国各地の動物園水族館に行こう!計画中の元動物園飼育員、みかづき(@trickwolves)です。
先日埼玉県さいたま市にある「大宮公園小動物園」に行ってきたので、感想やおすすめスポットなどをまとめておきます。

大宮公園小動物園へのアクセス
公式ホームページによると、大宮公園小動物園へのアクセスは「大宮公園駅」から徒歩10分、「大宮駅」から徒歩25分とのこと。
今回私は大宮駅付近のホテルに宿泊していたため、そこから歩いていくことにしました。道自体は平坦で歩きやすかったのですが…いかんせん方向音痴であること+あまり看板的なものがなかったので、ずっと「こっちでいいのかしら…?」と疑問符を浮かべながら歩いていました。
そしてたどり着いた大宮公園小動物園の入園料は……大人も子どももみーんな無料!
ゲートや受付的なものはなく、大宮公園からそのまますっと入るタイプでした。無料でさっと行ける動物園が近くにあるだなんて、周辺に住んでいる方がうらやましい限りです…!!
大宮公園小動物園のおすすめスポット
大宮公園小動物園は無料かつ小さな園ですが、思いのほか多くの動物が飼育されていました。
シラコバトやニホンキジなどの鳥類、ニホンリスやニホンアナグマなど日本在来の哺乳類、ヤギやミニブタなどの家畜、カピバラやクビワペッカリーなど小~中型の動物だけかと思いきや、ツキノワグマやブチハイエナなどの大型の動物も飼育されていてびっくり。

その中でも私が一番気に入ったのは……「とりたちのらくえん」です!
「とりたちのらくえん」は鳥たちの飼育スペースに入れる、いわゆる”バードケージ・バードハウス”などと呼ばれる施設ですが、中にはオオフラミンゴやカナダガン、ムギワラトキやケヅメリクガメなどさまざまな鳥類(とカメ)が飼育されています。
中でも目と耳を引いたのが、埼玉県のマスコットである「コバトン」のモチーフになったシラコバトです。シラコバトは埼玉県のシンボル、県民の鳥に指定されている鳥ですが、実は県内における生息域の縮小と個体数の減少が報告されているのだとか。

とりたちのらくえんではそんなシラコバトが所狭しと飛び回り、美しい鳴き声を聞かせてくれます。すっかり人慣れしていてカメラを向けても逃げることもないその姿を見ていると、「こんなに美しい鳥が意外と身近にいるのだな」、そして「絶滅してしまったら寂しいな」としみじみ思いました。

もう1つのおすすめスポットは、ツキノワグマとブチハイエナの飼育舎。どちらも前面がガラス張りになっていますがツキノワグマは動物自体が黒色なので、暗いとちょっと撮影・観察しづらいかもしれません。ブチハイエナはかなり明るく、見やすい&撮影しやすかったです。


私が訪問したのは平日だったので土日の状況は不明ですが、少なくとも平日はほとんど人がおらず、どの動物も観察・撮影し放題という最高の状態でした。
その他にも霊長類(サルの仲間・コモンリスザル、シシオザルなど)やフクロウの仲間(モリフクロウ、アナホリフクロウなど)など意外な動物が飼育されているので、好きな動物が飼育されているか一度ホームページの園内マップをチェックしてみるといいかもしれません。
大宮公園小動物園の食べ物やお土産
大宮公園小動物園内には軽食、食事処を含む食べ物を購入できる場所はありませんでした。また動物園にしては珍しく、お土産売り場もありません。
ただ大宮公園内には軽食を販売しているお店があり、自動販売機も設置されています。また公園の周辺にも飲食店があるので、食事をする場所には困らないと思います。
大宮公園小動物園のまとめ
- 無料で入園できる動物園
- 実はツキノワグマ、ブチハイエナなどの大型動物もいる
- ささっと短時間で動物園を楽しみたい人におすすめ
- 日本の動物、霊長類好きの方にもおすすめ
大宮公園小動物園は全体的にとても清潔で、臭いもあまり感じないほど清掃が行き届いているので、家族連れでもゆったり楽しめそうだと感じました。その上で動物の種類も意外と豊富で、間近で観察できるいい感じの動物園でした。
埼玉県や周辺の都道府県に住んでいる方、さくっと動物園に行きたい/動物を観察したい方、好きな動物がいる方はぜひ遊びに行ってみてください。
