アラサーのつぶやき

母の日に苦しむあなたと、満たされないお母さんへ。毒親育ちの本音とささやかな願いと想い

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こんにちは、みかづき(@trickwolves)です。
もうすぐ5月11日。いわゆる母の日がやってきますが、皆様はお母様にプレゼントは用意しましたか?

私はしていません!!

私の親はいわゆる毒親であり、関わっているとあまりにも苦しいため、数年前から絶縁しています。この辺りに興味がある方は、以下の記事などをご覧ください。

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毎年5月がとんでもなく憂鬱だった

いわゆる毒親育ちである私にとって、母の日は毎年胃が痛む、憂鬱極まりない日でした。

憂鬱な母の日の話をする前情報としてお伝えしておきたいこと、それは私の母が5月31日生まれだけど、戸籍上は6月6日生まれになっているというややこしい情報です。

母親から「実の誕生日と戸籍上の誕生日が違う」と聞いた時に理由を聞いたところ、昔は誕生日を縁起やキリのいい日に変更することがあったのだとか。今の事情は分かりませんが、昭和の時代はこの辺りが比較的緩かったようです。

さて、長い前置きの話はここまで。母の誕生日が5月末もしくは6月頭ということはつまり、母の日のすぐ後に母親の誕生日がくるということになります。

私の母親は誕生日や母の日をちゃんと祝わないとへそを曲げる、大変めんどくさいタイプの人間です。さらに輪をかけて面倒なことに、実の誕生日か戸籍上の誕生日か、どちらで祝えばいいか定まっていなかったのです。なんでやねん。

どちらにお祝いして欲しいか聞いてもはぐらかされ、その年の気分(なのか…?)によって祝われたい日が異なるので、祝う日を間違えると機嫌が悪くなって面倒でした。

ということで私の母の日関連のイベントは毎年、まずどちらの誕生日がいいか見極めるところからはじまるのが常だったのです。

今思えばだるすぎる。いや、だるすぎて草ってやつ…… 

いよいよ本題、憂鬱すぎる母の日の話

先述の通り、私の母親は誕生日や母の日をしないと大変不貞腐れるタイプです。

その割に欲しい物やして欲しいことを言わない、あげた物やしたことが気に食わないとどうせ私なんか…などと言い出し、しばらく不機嫌オーラを振りまくような人でした。

マジでだるすぎる

記憶にある限りでは小学生から母の日にカーネーションや鉢植えをあげたりと何かしらしていたのですが、いつぞや何もしなかったら盛大にへそを曲げられてしまいました。

母親は不貞腐れると面倒なだけでなく言葉の暴力(出ていけとか産まなきゃ良かったとか)を振るうので、それからは毎年「義務母の日」をせざるを得ませんでした。

ということで毎年何かプレゼントしていたのですが…毎年何をあげるべきか、何をすべきか悩みに悩んで、ストレスで胃がキリキリしていました。

もう毎年こんな感じでした

去年はお花だったから今年はエプロン?食べ物?旅行?何が気に入るだろうか。というより、何なら気分を損ねないだろうか。そんな気持ちでプレゼントする物事を選ぶ時間の苦痛なこと、苦痛なこと…。

あげく先にお話した通りすぐに誕生日も来てしまうので、1カ月の間に2回も”彼女の機嫌を損ねない物事を考え用意すること”が毎年本当に、心の底から憂鬱でした。

ということでそんなことが何十年と続いていたので、縁を切った今でも5月になり、母の日の広告が流れはじめると心がザワザワして苦しくなってしまいます。

正直今でも、母の日なんてなくなればいいのに…と思っています

正直な話、自分でここまで書いてうわ…とドン引きしているのですが、似たような経験をした、している人は意外と多いのではないかと思っています。今回はそんな人に共感してほしくて、またそんな人に勇気を持って欲しくてこの記事を書いた次第でした。

なんというか…親子関係って面倒くさいですね。笑

母の日を前にした、世の中のお母さんへ

ここまでの話を目にして、お子さんがいるお母様方はどう感じたでしょうか。

「それでも母の日を祝うのは当然だ」という方から、「そりゃ不憫だわ…」と思った方、「元より母の日など不要!」という方まで、感じ方や考え方はさまざまだと思います。

母の日を前にして、母の日が苦しかった私が現役のお母さん方にまず伝えたいこと。それは…

母の日にほしいもの、して欲しいことがあったら

事前にはっきりと伝えましょう!

「察してくれ」はダメです!!NGです!!

なぜなら「察してくれ」は子供にとってとんでもない負担であり、負荷であり、とんでもないストレスだからです。

それらを伝えずに欲しいものをもらえなかった、欲しいことをしてもらえなかったのなら、それは当たり前です。

子供はエスパーじゃない、血が繋がっているだけの他人です。
あなたの心の内など、読めるはずがありません。
思っていることを言葉にしなければ、伝わるわけがない。

逆に欲しい物事を伝えたけれど、望みが叶わなかった…という方もいることでしょう。でも、それはお互いさまではないでしょうか。あなたはこどもの日や誕生日に、お子さんの望みを完璧に叶えたのでしょうか。

というより……きつい言い方ですが、あなたは子どもに何を求めているのでしょうか?

そもそも、母の日というものを祝うことは誰の義務でもありません。誕生日でさえいちいち祝わない家庭もあるのですから、母の日を祝わないこともそう不自然なことではないでしょう。

母の日とはあくまで「任意」で祝うもの。
子どもが母親に感謝の気持ちを伝えたいと思ったら、自発的に伝える日です。

何もしてもらえないのなら単に感謝されてないか、お子さん自身がそういう流行りものに乗るのか嫌いか興味がないか、何かしらの思いがあるのではないでしょうか。

中には常に感謝しているから、あえて母の日という企業戦略に乗らなくていいと考えている人もいる気がします。クリスマスやバレンタインと同じようなものでしょう?と。

母の日に何もしてもらえないことが不服なのであれば、こどもの日や誕生日に何もせず、しないことをお互い様にするのも一つの手だと思います。

それで文句を言われたら母の日や誕生日に何もしてくれなかったからしなかった、と返せばいいだけではないでしょうか。

誕生日やら母の日やら、日常生活の”プラスアルファ”のお祝いをしてくれない人に対して、お祝いをする必要も義務もないのですよ!!!

最後に、世の中のお母様方に伝えたい&お願いしたいことをまとめておきます。

  • 母の日は義務ではありません、子どもが任意でするものです。
  • 母の日にして欲しいことがあるのなら、事前にしっかり伝えてください。
  • 何もしてもらえなかったからと言ってへそを曲げ、それで子どもを苦しませる行為は端的に言っておかしいです。

 

以上3点、ほとんどの人にとっては当たり前のことだと思いますし、何を当たり前のことをどや顔で語ってるんだ?と思う人も少なくはないことでしょう。けれどそれが当たり前ではなく、母の日で苦しむ子どもがいる家庭もあることを知ってもらえたら幸いです。

母の日ハラスメントに苦しんでいるあなたへ

最近よく使われているセクハラやらモラハラ、フキハラやらの「○○ハラスメント」という言葉を借りるとしたら、私が受けていたものは「母の日ハラスメント」と表現してもいいのかもしれません。

現在母の日ハラスメントを受けていて、毎年母親を祝うことを強制されているあなたへ。もともと同じ立場にいた私から、あなたに伝えたいことがあります。

今、猛烈に苦しいと思います。毎年胃がキリキリして痛いと思います。

私はそんなあなたを頑張っているね、大変だよね、しんどいよね。

えらいね、いいこだねって思いっっっきり抱きしめたいです。

母の日ハラスメントを含む母親からの圧が苦しくて仕方がない場合、家を出られる年齢や状況になったら実家を出て、物理的にも精神的にも母親と距離を取ることを強くすすめます。

距離を取ったら諸々と落ち着いたという話も聞きますが、それでもおかしな圧をかけてくるのなら、縁を切ったっていいのですよ。

親子とはいえ、所詮は他人。ただ血がつながっているだけです。

他人の領域にズカズカと土足で踏み込み、

干渉してくる人に気を遣う必要はない。

こんなニュアンスの言葉を、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。今はしんどいと思いますが、もろもろ自由になれるその日までなんとか生き延びてください…!!

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三日月
静岡県在住のフリーライター。サプリメントや動物、オタク業界に強いアラサー♀。お仕事の依頼や問い合わせはお問い合わせフォームからお願いします。
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