メンタルヘルス関係

母親からモラハラを受けていたことに気付いたというお話

どうもこんばんは、三日月(@trickwolves)です。

このところ色々な人と話をしたり人生について考えたりしていたところ、ふとした拍子に「私は母親からモラハラを受けていたのではないか」という、とんでもない事実に気付いてしまいました。なんということでしょう。

恐らく親との関係で悩みつつもその原因に行き当たれず困っている、辛い思いをしているという方は少なくないと思います。この記事ではそんな方に向けて、私が気付いたモラハラ親の特徴&私が受けてきたモラハラについて記しておきます。

モラハラ母の特徴①異様なまでに外面がいい

モラハラ母の特徴かつ見分けやすそうなポイント、それは異様なまでに外面がいいことです。

ものすごーくわかりやすい例としては、電話を取った時やお店の従業員さんに対して1トーン声が上がること。乱暴で横暴な態度は取りません、外の人に対しては”上品な自分”を演じるのです。

ちょっと外面が良い人なんてたくさんいると思いますし、私も外面は良い方です。しかしここでポイントになるのは「異様なまでに」というところ。

これまでの経験上、親でも友達でも配偶者でもなんでも”異様なまでに外面がいい人”はモラハラ気質な可能性が高いような気がしています。

モラハラ母の特徴②子どもの自尊心を傷つける

モラハラな母親は意図的かそうでないか不明ですが、何かと子どもの自尊心をぼっこぼこに傷つけてきます。私の場合は…

「あんた本当に音痴だね!!」

ある日好きな歌を楽しく歌っていた私は実の母親にそう笑われ、人前で歌うことが怖くなりました。正直な話、今でもあまり仲良くない人の前で歌いたくないです。

「出てけ!!」

これは小学校の頃から何度も何度も何度も言われました。ちょっともめたり言うことを聞かないと「出てけ」の連発、働くこともできない年齢の子どもに「出てけ」ということイコール「死ね」と大差ないと思うのですが…。

「なんでそんなこともわからないの!!」

料理が完成したからお皿を出して、と言われてこれがいいかな?と考えてお皿を出したら母が想像していたものと違ったらしく、頭ごなしにそう怒鳴られました。1度ならず、何度も何度も同じことで怒られました。毎度毎度、その後の夕食の時間は地獄でした。おかげさまで今でも人にお皿や料理を出すことが怖いです。

「あんたはいいよね、好きなように遊べるんだから」

高校生の時、土日に遊びに行こうとしたら言われた言葉です。我が家は母子家庭で弟は最重度障碍者という状態だったので、母も息抜きに外に行きたかったのかもしれません。でもそれなら「私も息抜きしたいから弟を1日見ててくれ」って言えばよくないですか…高校生にそんな皮肉を言われましても(´・ω・`)

…といった数々のここには到底書ききれない事例があり、いつの間にやら無意識かつ常に人の顔色をうかがう癖が身に付いてしまいました。相手の望むことを察し、先回りして言われる前に相手が望むことをやる…という生き方が染み付いてしまっていて、すごく苦しかったです。

まぁおかげさまで相手の感情が読み取りやすく、営業をやっていた時はその空気読み能力のおかげで商談が決めやすかったですけどもね(皮肉)。

モラハラ母の特徴③子どもの存在を否定する

そしてお次の特徴、子どもの存在を否定してきます。いや勝手に産んだのはあんたやろがーい!とツッコミたくなりますが、なんでかバチバチに存在を否定してきます。

「あんたなんか産まなきゃよかった」
「育て方を間違えた」
「あんたの父親は本当にどうしようもない、でもあんたは父親にそっくりだ」

これ、ぜーんぶ私が実の母親から言われたことです(笑)

今となっては(笑)で済ませられている、というか心の中で赦している(許すではなく、あくまで赦す)のですが、それらのトゲトゲ言葉を通り越した凶器みたいな言葉を投げつけられた未成年の頃から30歳になるまで、これらの言葉は呪いのように私の心を蝕み続けました。

おかげさまで自尊心と自己肯定感がめちゃくちゃに低く、それ故に人とうまく関係性を築けないという地獄のような学生時代を過ごしました。

さすがにこれは「いや誰が産んでくれと頼んだ…!?」と、まるでポケモンのミュウツー(下に参考動画を貼っておきます)のようなことを思ってしまっても致し方ないと思いませんか。産まなきゃよかったって言われましても…というかその言葉、子どもに対して言う必要ある…?

ついでに言っておくと機嫌がいい時や外の人に対しては「私のかわいい子ども」とか宣うので、「まじでどういうこと…?」ってなります。正直ちょっとさぶいぼが出る。

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モラハラ母の特徴④被害者面する&非を認めない

最後のモラハラ母の特徴、それはありとあらゆる場面で被害者面をすること。そして基本的に自分の非を認めず、謝らないことです。

ここまでお話した通り、私は物心ついた時から今に至るまで、母には各種の凶器みたいな言葉を投げつけられて生きてきました。

しかしいつのお話しかはっきりと覚えていないのですが、数年前にケンカをした際「学生時代に産まなきゃよかったとか、育て方を間違えたとか言われて私は非常に傷ついた」と怒ったところ、なんと母本人はこれらの言葉を投げつけたことをそれほど覚えていなかったのです。

別に謝ってほしい訳ではありませんし、謝ってもらったところで私を蝕んでいた呪いや苦しい思いをして過ごした学生時代は帰ってきません。ですがその時もなんやかんやと揉めていたので(今も数年に1度揉めています)、過去に大変失礼なことを言われたことを改めて突き付けたのです。

そして私がぶつけた怒りに対する母の回答は「ごめん。だけど私だってあんたに酷いことを言われて傷ついた」。

これですよ、これ。

私は「申し訳ないけど私はどんな言葉を言ったか覚えていない、具体的に何を言ったか教えてくれ」と返したのですが、母は返答に窮して何も言いませんでした。もしかすると私が言った言葉があまりにも酷いもので、とても口に出せなかったのかもしれません。ですが恐らくそうではなく、単に自分が悪いと認めたくなかったのだと思っています。

このシーンに限らず、母はすぐに被害者面をします。

口癖は「どうせ私なんて」「私なんてどうでもいいんでしょ」。そしてすぐに泣きます。60歳過ぎた2児の母親がぼーろぼろ泣きます。ちょっともめるとすぐ泣きます。

多分「そんなことないよ」「私が悪かったよ」と言って、慰めて欲しいのでしょう。そして相手を下げて、自分を上げることで自尊心を保ちたいのでしょう。今となっては母の無意識か意識的か知りませんが、これらのやり口に気付いたのである程度流せるようになりましたが。

親がモラハラだと気付いたら距離を取るべし

ここまで読んで下さった方は相当な物好きか、何かしらお心当たりがある方なのではないかと思います。

「あれ、なんか身に覚えがあるぞ???」

と思った方は一度自分が言われたことやされたことを思い返して、自分の親にモラハラ気質があるかどうか一度考えてみると良いかもしれません。

知らぬ間にモラハラされていたこと、モラハラが当然の環境の中で育ってきたに気付くとしっくりきて、腑に落ちるものがある方もいるのではないでしょうか?

私はものすごーく腑に落ちまして、それと同時に60歳を超えてまで未だにモラハラ気質である母親に救いはない、という認識をしました。なのですでに別居していますが今後はより距離を取りつつ、最小限の関わりだけを持って生きて行こうと考えています。

親も1人の人間であり、完璧な親など存在しません。しかし親といえど子どもに言っていいことと悪いこと、やっていいことと悪いことがあることは忘れてはいけないと思うのです。

逆の立場もまた然り、ですが。

親にモラハラ気質があると気付いたら、とりあえず逃げることを強くおすすめします。距離を取っても詰めてくるタイプであればさらなる対処が必要ですが、(これまでの経験上)距離を取ってしまえばある程度関係性が落ち着くことも少なくありません。

まだ働くことができない年齢であれば、当面の間耐えるしかないかもしれません。しかし働いて自活できる年齢なのであれば、勇気を出して実家を出てしえばいいんです。

実際私は社会人になってから一時期実家に住んでいたのですが、「出てけ!」と言われたので売り言葉に買い言葉、さっさと家を借りて2週間くらいで家を出てそれから実家には戻っていません。

長いことモラハラを受けていると軽い洗脳状態になってしまっていて、自分に自信が持てなかったり、生きていることがひどく苦しかったりすることもあるかもしれません。残念ながらその呪いをすぐに解くことはできませんが、自力で薄めることはできます。なので「Oh,こりゃモラハラだ」と気づいたらすらこらさっさと逃げましょう、

自分の人生は自分のもの。モラハラ親にコントロールされる必要なんてこれっぽっちもないですぞ!!!逃げるが勝ちだ!!!!!!ヒャッハー!!

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三日月
静岡県在住のフリーライター。サプリメントや動物、オタク業界に強いアラサー♀。お仕事の依頼や問い合わせはお問い合わせフォームからお願いします。
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