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【静岡県】熱川バナナワニ園に行ってきたので感想とおすすめスポットのご紹介【動物園】

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47都道府県制覇しよう&全国各地の動物園水族館に行こう!計画中の元動物園飼育員、みかづき(@trickwolves)です。

先日静岡県の伊豆にある動植物園熱川バナナワニ園に行ってきたので、感想やおすすめスポットなどをまとめておきます。

熱川バナナワニ園へのアクセスと入園料

熱川バナナワニ園は静岡県の伊豆半島にある、その名前の通りバナナとワニを中心とした植物と動物を展示している動植物園です。

私は今回自家用車で行きましたが、公共交通機関を使う場合は伊豆急行線「伊豆熱川駅」が最寄りとなります。園と駅はほど近く、公式ホームページに書かれている徒歩1分の表記にほぼ間違いはなさそうな位置関係でした。

入場料金は大人2000円。前売りチケットを購入すると1割引きの1800円になるので、こちらを利用するとちょっぴりお得に入園することができます。

前売りチケットはスマホにチケットを表示して、チケット売り場に提示すれば中に入れます

熱川バナナワニ園のおすすめスポット

熱川バナナワニ園の名物は、その名前の通りバナナとワニが名物。チケット購入後、順路に沿って進むこととなる「本園・ワニ園」にはさまざまな種類のワニが飼育されています。

ふ化して数カ月なクチヒロカイマンの赤ちゃんのかわいさににっこりしたり、イリエワニのでかさに驚いたり、ワニ捕獲器具ってどんな道具なんだろうと想像したり…歩いているだけで楽しいのですが、ワニに関する説明が少なめなのがちょっぴり残念でした…!

クチヒロカイマンの赤ちゃん
とても気になるワニ捕獲器具

次なるおすすめスポットは、私が熱川バナナワニ園に来たかった大きな理由の1つ目。「分園」にいるニシレッサーパンダです。

レッサーパンダは動物園でよく見かける動物ですが、実は「シセンレッサーパンダ「ニシレッサーパンダ(ネパールレッサーパンダ)」の2種がいることが知られています。

そして日本の動物園で飼育されているレッサーパンダの多くは、前者のシセンレッサーパンダなのですが…熱川バナナワニ園では国内で唯一(!)ニシレッサーパンダを飼育しているのです。

この2種は顔つきやしっぽの模様に差がある、という知識はあったのですが、実際に見るのは初めてだったのでワクワクしながら見に行くと…確かにシセンレッサーパンダと全然顔が違う…!!

檻のない飼育場にて撮影しました

あまりにも顔つきが違うことに驚き、夢中になってずーっと観察と撮影をしていました。

私は平日に行ったのでほぼ貸し切り状態でしたが、土日だと混みあいそうですね…!

お次のおすすめスポットは、私が熱川バナナワニ園に来たかった大きな理由の2つ目である「本園・植物園」にいるアマゾンマナティー。実はこちらのアマゾンマナティーも、日本国内では熱川バナナワニ園のみで飼育されている非常に貴重な存在なんです!

アマゾンマナティーの「じゅんと」

マナティーは3種に分類される草食の大型水生ほ乳類で、3種とも絶滅の危機に瀕している国際保護動物です。国内では現在アマゾンマナティーは熱川バナナワニ園、アフリカマナティーは鳥羽水族館、アメリカマナティーは沖縄美ら海水族館で飼育されています(2025年11月23日現在)。

熱川バナナワニ園で暮らすアマゾンマナティー「じゅんと」は野生からの保護個体であり、1969年にアメリカから贈られた個体なのだそうです。

ただ来園から50年以上経過していること、1頭しかいないことから、繁殖は見込めません。あくまで私の推測ではありますが、恐らくじゅんとがいなくなってしまったら、日本国内にアマゾンマナティーを再導入できる可能性はかなり低いのではないかと思っています。

ガラスに鼻を押し付ける動きがキュートでした
アマゾンマナティーに会ってみたい方は、なるべく早く会うことを強く強くおすすめします!!

そんなこんなと熱く語ってしまいましたが、ようやく会えた念願のアマゾンマナティーはゆったりとした動きがユーモラスで、ずっと見ていたくなるような愛らしさでした。

また温室にはバナナや熱帯植物、果物や香辛料としてよく見る植物がたくさん栽培されていたのですが、その大きさや匂い、実の付き方などに都度驚かされっぱなしでした。

私自身は植物に明るくないのですが、それでもすごい!楽しい!と思ったので、植物好きな方であればなかなかエキサイティングできそうです。

頭上にものすごい量のバナナがなっていました

ただ園内は高低差やデコボコが多く、バリアフリーとは程遠い作りになっています。車いすの方をはじめとした、足に不安がある方だと全てを回りきるのは難しいかもしれません。。

熱川バナナワニ園の食べ物やお土産

熱川バナナワニ園の中にはカレーやピザ、パフェなどを提供する「フルーツパーラー」と、アイスやジュースなどを提供する「ジューススタンド」という2つのお食事処があります。

私はフルーツパーラーでバナナやジビエ(確かシカ肉)を使った数量限定のカレーとバナナジュース、ジューススタンドでバナナソフトクリームをいただきました。

バナナジュースがめちゃうまでした!!

お土産コーナーはなかなか充実していて、ワニや公式キャラクター・熱川ばにおくんを中心に、レッサーパンダなどの動物グッズやお菓子などが販売されていました。ワニに関するグッズのガチャガチャもたくさん置いてあって、思わず回してしまいました。

オンラインストアもあるみたいです

熱川バナナワニ園のまとめ

  • とにかくワニがいっぱいなのでワニ好きさんに◎
  • ニシレッサーパンダを観察したい人にもおすすめ
  • アマゾンマナティーに会いたい人は今すぐに!!行って!!!!

熱川バナナワニ園は正直、あちこちから昭和の香りがする施設です。飼育設備には古さを感じる部分は多く、現代的ではない部分も多いけれど、飼育されている動物の珍しさはトップクラス。

ちょっぴりアクセスしづらいのが難点ではありますが、動物好きの方、植物好きの方は1度足を運んでみてもいいかもしれません。

ABOUT ME
三日月
静岡県在住のフリーライター。サプリメントや動物、オタク業界に強いアラサー♀。お仕事の依頼や問い合わせはお問い合わせフォームからお願いします。
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