47都道府県制覇しよう&全国各地の動物園水族館に行こう!計画中の元動物園飼育員、みかづき(@trickwolves)です。
先日私の地元である静岡県東部にある小さな水族館「幼魚水族館」に行ってきたので、感想やおすすめスポットなどをまとめておきます。
幼魚水族館へのアクセスと入園料
幼魚水族館は地元の方にはおなじみのショッピングセンター「サントムーン柿田川」の中にある、とっても小さな水族館です。
サントムーン柿田川は駅から歩いていくことが難しい場所にあるため、車もしくはシャトルバスを使ってアクセスすることになります。シャトルバスは土日祝のみ、JR三島駅の南口方面にある「楽寿園前」というバス停から出ているそうです。
幼魚水族館自体はサントムーン柿田川の一番大きな入口からエスカレーターを上がり、左方向へとひたすら進んだ先にある「オアシス」という建物の3階にあるのですが…少々入り組んでいてわかりづらいので、マップを見て進むことをおすすめします。
入場料金は成魚(大人)で1400円。少々わかりづらい位置にある入口でチケットという名のシールを購入するか、アソビュー!や楽天チケットを使った事前のWeb決済ができます。
幼魚水族館のおすすめスポット
幼魚水族館は令和のお魚王子こと鈴木香里武さんが館長を務める、その名前の通り“魚の幼魚”にスポットライトを当てた水族館です。
クラゲやカサゴなどの知名度が高い生き物のほか、ウナギやタイなどの身近な魚から名前を聞いたことがない魚まで、さまざまな幼魚が飼育・展示されています。
中でも特に面白いと思ったのは「幼魚と成魚を比べる」フロア。幼魚と成魚で全く見た目や模様が異なる魚を比較展示していて、成長に伴ってこれほど見た目が変わる生き物がいるのだな…と単純に驚かされました。
また「本当の海を知らない幼魚」フロアも非常に興味深かったです。このフロアではタイやウナギ、タラといった食卓によく上る魚かつ、人工繁殖によって誕生した幼魚とともに、寿司やうな重などの食品サンプルが展示されています。
タラ幼魚の展示日頃切り身や調理された姿で見ることが多い魚の幼魚が成長し、やがてこの姿になるのか…と不思議な気持ちになるのと同時に、私たちの食卓が多くの方の努力によって支えられていることを知り、とてもありがたく思いました。
そのほかにも透明標本や各種パネルが多数展示されているなど、ショッピングセンター内にある水族館とは思えないほど学術的な資料や情報がぎゅっと詰め込まれていました。
「お魚さんかわいい!」の気持ちでライトに楽しみたい方から、魚について興味がある方や学びたい方まで、幅広く楽しめそうです。
幼魚水族館の食べ物やお土産
幼魚水族館の中に、飲食ができる施設はありません。ただしサントムーン柿田川の中にフードコートや飲食店があるので、ある程度好きなものを選んで食べられます。
お土産コーナーは比較的充実していて、ぬいぐるみやキーホルダーをはじめとしたオリジナル商品や水族館らしいお土産がたくさん販売されていました。結構マイナーよりな生き物のグッズもあったので、水族館の生き物好きさんにはたまらないかも…!?
幼魚水族館のまとめ
- 幼魚に焦点を当てた珍しいタイプの水族館
- 大型の魚や哺乳類、鳥類などはいない
- 想像以上に考えさせられる展示が多い
ショッピングセンターの片隅にあるとは思えない、しっかりと考えさせられる内容の水族館でした。近隣にお住まいの方であれば年パスを購入して、一息つきたい時にふらっと立ち寄ると、いい感じに癒やされそうです。


