こんにちは、三日月(@trickwolves)です。
土曜日に趣味の関係で東京(原宿~池袋)に行っていたのですが、あまりの人ごみのすさまじさと暑さに完全やられてしまったようで昨日丸一日と今日半日をまるっと寝て過ごしていました…。
人からパワフルと言われる人間もうつ病になる
うつになる前は月~金はフルタイムで働き、土日は趣味で月6回くらい都内に行く生活をしていました。
泊まる事もあれば泊まらずに土曜日の夜に帰り、日曜の朝また行く事も多々ありました。そして6~7年くらいそのような生活をしていました。
2年半くらい前からはダイエットしたいと思いスポーツジムにも通い始め、↑の生活にプラスアルファ週2回はジムに行っていました。あげく1年半前から放送大学にも通い始め、同時進行で心理学の勉強もしていました。
私自身動くことや遊ぶことが大好きで、この生活を苦とも思っていなかったはずでした。ですが去年くらいから正直あれ?おかしいな?前はこんなのじゃなかったのにな…?と思う違和感が増えていきました。その違和感は今年になって決定的なものとなっていきました。
(今思えば)うつの初期症状だったのではないだろうかと思う症状
- ごはんの味がわからない、お腹が減らないor急に異様なまでに食べてしまう
- ひたすら眠くて眠くてどれだけ寝ても全然疲れが取れない
- 座って仕事をしているだけで腰に鋭い痛みが走る
- 眠気が一切こない、夜中3時くらいまで目が冴えてしまって寝れない
多分もううつ状態だったんだろうと思われるときの症状
- デスクで仕事をしながら涙が止まらない
- 「一生こんな仕事をするくらいなら今死にたい」と毎日のように思う
- 仕事中に意識を失うように一瞬眠ってしまう
- 上司の顔を見るだけで吐き気に襲われて胃が痛み、たまに吐く
本当にひどい過食の時はお弁当2個にアイス3・4個、サラダ2個を食べ、それでも食欲が治まらなくてその辺にあるものを無茶食いしていました。
逆にどうしても食べ物が喉を通らず、牛乳1杯を飲むのがやっとなこともありました。
今思えば私はなぜ、ここまで我慢に我慢を塗り重ねてしまったのか不思議です。
私が弱いから「普通の人が出来る普通の仕事を普通にすることが出来ない」のだと思ってました。全部が自分のせいだと真剣に思っていました。本当に何かをどこかで間違えたら、ふとした拍子に冗談抜きで自殺していたかもしれません。
私は本を読むことが好きなのですが、今回の件はこちらの本のお陰で自分だけが悪いんじゃないと言うことに気づけました。
有名な本だけど仕事が死ぬほどつらい人には本当に本当にお勧めします。
真面目な人ほどその道や扉を塗りつぶしてしまいます
何度も何度も繰り返し丁寧に
(中略)何度も塗りつぶした道や扉はもう見えず
大切な人の声も届かず
壊れたように歩くことしか考えられなくなり…
仕事なんて星の数ほどあるのだからやめて転職する、独立する、企業する。
方向性を変えるために学校に入って勉強する。
とりあえず1か月くらい何もしないで休んでみる、実家に帰ってみる。
仕事が辛いなら少し考えればいくらでも選択肢があるはずなのに、当時の私は仕事を辞めて他が見つかるかわからない、年収が下がるかもしれない、実家に戻ったらまた親ともめるかもしれない、学生に戻ったらまた改めて仕事を探すときに年齢がネックになるかもしれない…
そんなことをエンドレスに考えてしまって、行く先行く先を全部自分で真っ黒に塗りつぶしていました。
年に数万人が自殺するけど豊かな国?不思議な日本
警視庁のサイトで簡単に自殺された方の数を見る事が出来ます。
去年は2万と1千人ちょっとだったようです。
ねえ、2万人ってすごい数だと思いませんか。
身近な人、例えば親族や友人、職場の方、近所の方…そのうち1人亡くなったってものすごく大事じゃありませんか。
私は幸いにも友人が亡くなる経験はまだしていません。ですが親族は父方の祖父、母方の祖父、母方の祖母のお姉さん、他親戚、いろんな方が亡くなったのを見てきました。
父方の祖父にはとても良くしてもらったのでもちろん悲しかった、父方の祖母のお姉さんは顔も知ってたっけ?程度でほとんど関わりなかったけど、お葬式に参列して悲しんでいる参列者の方を見たら悲しくなってもらい泣きしました。
1人亡くなったって大きなこと、悲しむ人は1人に対して何十人も何百人もいるはずです。それなのに、自分で自分の命を絶ってしまう人が2万人もいるこの国って、なに?
平和ってなんだろう、平和ってなんでしょう、今の日本って、これ平和ですか?
私には到底そうは思えないのです。
2万人が死んだ一つの事件ではなく、1人が死んだ事件が2万件あったんだって考えたら恐ろしくありませんか?
2万通りの悲しさと怒りと悔しさと辛さと、言葉じゃ表せない感情を考えると自殺予防月間です!だとか去年の女性の自殺者は78年以降最小です!!とかそんな悠長なことを言ってる場合じゃないだろうと思ってしまいます。
会社のストレスでうつ病になった人が伝えたいこと
私がうつ病と診断されたのが7/18のことです。
翌日仕事を半ば強制的にやめた、というかやめさせられ療養に入りそろそろ1か月。薬を飲んでひたすら眠り、なんとかごはんを食べ、また眠る生活を送っています。
そんな中久しぶりに外に出たら、1日半ぐったりしてびっくりしました。前はあんなにパワフルだって言われてたのに。
勝手ながら自分はそんなにひどいうつじゃないだろうと楽観視していましたが、病名がついたってことはこの症状を舐めてかかってはいけないんですね。1か月近くたってやっとそのことに気づきました。
みんなみんな頑張って働いていて本当に偉いよ、大人になったら褒められないけど。でもね、会社なんてやめていいんだよ、自分が一番大事なんだよ。
私が言っても説得力ないかもしれないけど、ぼろぼろになる前にやめて。逃げて。
もし仮にあなたがいなくなって会社が潰れたって立往生したってなんだって、それは会社の責任です、あなたには何の関係もない、あなたはあなたです。
世の中にはびこる所謂ブラック企業はみんな本当に片っ端から潰れれば良い、従業員がいなくなったら会社は成り立たないのだから、本当に嫌ならみんなで声をあげて、やめて、逃げられる社会に変わっていこうよ。
声を上げよう、私は今ろくに動けないからこうして文にするしかないけれど。
声を上げよう、逃げるのは何も恥ずかしいことじゃない、逃げるのが英断な時もある。
この平和の皮を被ったトチ狂った世界が少しずつでも変わっていくことを願いつつ、私は私で少しずつ前に向かって進めるよう、もうしばらく療養しています。