三日月(@trickwolves)です。
ブログのあちこちに書いていますが私はアラサーです。日々基本的に楽しく暮らしてはいるけれど時折猛烈な不安や焦燥にかられる時があります。
何もしなければ何も変わらない、変われません
未成年の頃、私は20歳になればくだらない悩みから解放されて「大人」になるのだと思っていました。
ところが20歳になった私は19歳のときの私と何も変わりませんでした。
それなら25歳になったら、30歳になったらきっと大人になるのだろうと思っていました。
30歳を超えても、それでも自分の根本は変わりませんでした。
変わりたいと願いつつ、酷く卑屈な人生を生きてきました
未成年で親元に居た時は本当に自分か嫌いで酷く卑屈な子供でした。
父親の不倫で家庭が崩壊し、小学校5年生から片親でした。学校の授業や友達との会話の中で父親という単語が出ることがひどく嫌いでした。母親はヒステリックであり、家に帰るのが苦痛で温かい家庭なんて幻だと思っていました。
陰キャ全開だったのでコミュ力の高い幼馴染や友人たちが妬ましく、上手く学校に馴染めない自分が吐き気がするくらい大嫌いでした。ずっと死にたいと思っていました。
18歳で進学して一人暮らしを始めても、まだ本当に子供でした。
恋人ができても自分なんかに愛想を尽かして浮気するんじゃないかと気が気ではなく相手を信用しきれなくて、毎日相手に連絡を強要していました。
友達と遊んでいてもいつお前なんか面白くないからと見放されるんじゃないかと怖くてたまりませんでした。不安で不安で、それゆえ相手を試すような行動をたくさん取ってしまいました。今思えば本当に愚かで恥ずかしい限りです。
22歳で社会人になっても、それでもまだ私は子供でした。
会社にもいまいち馴染めず、かつ雇用条件が当初の約束と違うというトンデモ事態に遭遇し1社目を辞めました。2社目もすぐに見つけたものの、7年勤続してもそれでも馴染めませんでした。3社目である今はまあそれなりになんとかやっています。臨時職員ですけども。
変わるきっかけは人それぞれ
それでもなんとか自分を変えたかった私は、24歳くらいの時に思い切った行動をとりました。
当時放送していたアニメ、TIGER&BUNNY(タイガーアンドバニー、略してタイバニ)にドハマリしその気持ちを誰かと共有したい!タイバニの話ができる友達が欲しい!そう思ったが吉日、当時主流なSNSであったmixiのタイバニコミュニティでオフ会があることを見つけ参加ボタンを押したのでした。
場所は東京は池袋、当時から静岡県在住ですが当時抱え込んでいたタイバニへの情熱をもってすれば距離なんて問題になりませんでした。
そこから私の人生は大きく変わりました。本当にびっくりするくらい変わりました。
参加した初回で友達ができました。あまりにオフ会が楽しかったので2回、3回と続けて参加するうちにどんどん友達が増えて毎日がにぎやかになって行きました。
新しくできた友人たちと遊びに行く機会も増えました、いろんなことに誘ってもらえるようになりました。
楽しいことばかりじゃなくて嫌なことも腹が立つこともたくさんありましたが、それでもあの時オフ会に参加して良かったと心底思っています。そこで知り合った人にうたプリを勧められて更に人生の方向性が変わってしまったのですが。笑
「自分の目の前にある世界」が自分の全てではない
今になるとその時の自分から見えている範囲のものが全てではないんだなぁ、と思います。
自分というものをもって自我に目覚めた時、目の前に見えるのはほとんどの場合家族、親族でしょう。その後は恋人、友人、同僚などがプラスされていきその人周辺の世界が構成されていきます。
その世界で上手く生きることができればよいけれど、その世界で上手く生きることができなかった場合、なんで自分はこんなにグズなんだろう、なんて自分はダメなやつなんだろう…と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この世のどこかにはあなたのことをとてつもなく必要としてくれる人がいるかもしれません。そういう人に巡り合えるかどうかは完全に運まかせですが、巡り合えたら超ラッキーと考えてその縁を大事にしてあげれば良いのです。
もし巡り合えなかったとしても、飛び出して見た世界はうずくまって膝を抱えていたら見えなかったものであって、そこから学ぶことも多々あると思います。
オフ会をきっかけとしてその後何年もずっと仲良くしてくれる友人たちと出会えた私は本当に運が良かったんだと思っています。だけどこれはただ口を開けて待っていたんじゃない、自分からつかみ取りにいって得た幸運なんです。
変わりたいと願うあなたへ
何歳になっても、何もしなければ何も変わりません。
自分を変えたいと願うのなら、あなたから見える世界から一歩外の世界に出てみませんか?
最初は辛くて苦しくて怖いかもしれない、だけど歩き続けるうちに見えてくるものは以外と優しくて暖かい世界かもしれませんよ。