私は絵を描きます
私はコスプレをします
私は写真を撮ります
しかしどれにつけても中途半端です。
素敵な絵を描く方はこの世に溢れんばかりに居て
イケメンだったり可愛かったりするコスプレイヤーはこの世に五万といて
プロのカメラマンもまた星の数ほどいます
幸か不幸かインターネットの発達によって、今の世の中はどんなことも瞬時に世の中に広めることが出来ます。逆に言えば悪い事も瞬時に広まってしまいますけれど。
ツイッターを開けば神絵師さんのイラストが毎日流れてくる、素敵なコスプレ写真が流れてくる、この世とは思えない程美麗な写真が流れてくる…そんな中でどこにも特化していない自分がそれらの完成されたものを前に、モノづくりをしたいという気持ちを保つのが難しくなることが多々あります。
私も何か作り出したい、そんな気持ちは心の奥底に常にくすぶっているけれどこんなに素敵な作品が溢れているのに何も私がやらなくても…と思ってしまうことが多くあります。
そう思ってしまうのですが、それでもやっぱり私も何か作り出したい。あわよくばそれで誰かに、世間に認められたい。この自分自身を他人に認められたいという欲求は人間が元々持っている本能的なものなのでしょうか。
イラストは本当に幼い時から描くのが好きで、大好きなトラを上手く描きたくて来る日も来る日もトラを描きました。上に貼ったイラストは下描きなしの万年筆一発描きです。
コスプレもかれこれ15年近くやっていて、地道に努力して体型だけは維持できるようにそこだけは頑張っています。
写真も特別勉強したわけではないけれど、風景を撮るのが好きで一人旅の相棒に一眼レフを担いで行っては多くの写真を撮りためています。
世間を見回せばあまりにも素晴らしい人が多すぎて自分が酷くちっぽけに見えるけれど、それでも私もモノづくりをする人間だと胸を張って言えるようになりたいなぁと、自分に自信が欲しいなぁと切に常に思っています。自信がないのは努力が足らないからだとは思うのですけれど。
もっと頑張らなければ、やらなければ、前に進まなければ、努力をしなければ自分が自分でなくなってしまいそうで、自分に価値が無くなってしまいそうで怖いのですが、時折思い詰めすぎて何もかもをぶんと投げて放り出して、時には自分自身をそのまま諦めてしまいたいと思うことも無きにしも非ず。
日々出口の見えない迷路を更に目隠して進んでいるような、どんどん底が深くなっていく泥沼と知りつつそこしか進む場所が無く苦しいと思いながらもどんどん沈んでいくような、得も言われぬ不安と苦悩と焦りに駆られて苦しいです。それでも前に進みたいんだから自分のことながら厄介な気質持ちだなぁと他人ごとのように思います。
アラサーになってもこんな中二病なので、きっと死ぬまで中二病なんだろうなぁと思う私なのでありました。
心の底からこれだ!と思える自分を表現できる何かに巡り合いたいです。全てをそこにつぎ込んでも良いと思えるような何か、ずっと探しているその何かを人生を終えるまで見つけたいところです。