アラサーのつぶやき

作品にお金を払うだけが応援じゃない(ヒプマイ・テリトリーバトルに寄せて)

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三日月(@trickwolves)です。

オタク界隈ではこのところヒプノシスマイク(以下ヒプマイ)のテリトリーバトルの話題を良く見かけます。

ヒプマイはイケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュクという4つのディビジョン、わかりやすく言えば4つのラップグループがヒプノシスマイクというマイクを通したラップでバトルする…という作品です。

マイク通すと相手の精神に干渉出来ると言われてもちょっと良くわからない感もあるかと思いますが、作品自体面白いので気になった方は是非CDのドラマパートを聞いてみて下さい。

CDは1枚税抜き1,852円ですが、ちょっとハードルが高いなぁと思う方はAmazonプライム特典である月額400円のAmazonMusicをおすすめします。こちらで全ディビジョンのソロ曲とドラマパートが聞けますので興味がある方は是非聞いてみて下さい。

テリトリーバトルとはなんぞや

このテリトリーバトル、11月に発売されたCD”MAD TRIGGER CREW・麻天狼「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼」を買うとついてくるシリアルコードを応援したいディビジョンに応募し、最終的に票が多かった方が勝利するというシステムのイベントです。

公式サイトはこちら

ファンが頑張れ頑張るほど推しが勝利する可能性が高くなるシステムであり、2次元と3次元を繋げる面白いシステムではあります。ただそのシステム上、今現在「とにかくCDを買いまくったもの勝ち」といった状況に陥ってしまっています。

テリトリーバトルで何が問題になっているのか

今現在何が起きているかと言いいますと…炎上しているとか戦争が起きているとかそういった類の問題ではありませんが、暗に「CDを積んでいない、お金を使ってないやつはファン失格だ」といった空気が非常に濃くなってしまっているのです。

私はヒプマイ好きですがCDやグッズは買っていません。ヒプマイに関してはAmazonMusicで聞いたりYoutubeで動画を見たり、あるいはラジオを聞いたりという割とライトなファンなので、ガチファンから見たら多分ファンということすらおこがましいと思われているでしょう。

夜道で背後から刺されるかライムパンチされるかもしれない

お金を使うファンはありがたい存在だけど、偉くはない

そんな空気の中でCDが積めないからヒプマイが好きだって言いづらい応援しているとツイートできない…そんな悲しいツイートをちょこちょこと見かけました。

私はCDが積めなくたって仮にCDが買えなかったって、好きなものは好きと言って欲しいと思います。好きなものは好きでいいじゃないですか。

社会人で金銭的に余裕がある人は気が済むまでCDを買って推しを応援すれば良いでしょう。油田とか鉱山とか持ってるような富豪の方がいるならば湯水のようにお金を使って頂ければと思います。

ここで使われたお金はヒプマイの未来にも繋がっていく、大切なものです。お金が使われれば使われる程このジャンルの未来は明るくなるでしょう。他の記事でも触れましたがどの作品もあくまでビジネスであり、採算が取れないジャンルを続けていく事なんてほとんどの企業では出来ませんからそれは当然のことです。

QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018・カルライのライブビューイングに行って思ったこと三日月(@trickwolves)です。 11/3と11/4はQUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018…略して...

ただファンは社会人だけではありませんし、色々な事情があって金銭的に厳しい社会人もいるでしょう。闘病中だったり突然失業してしまっていたり、あるいは身内に不幸があったり色々な状況に置かれている方がいるでしょう。

学生であれば金銭的にはもっと厳しいでしょう。バイトが禁止されている学校もまだまだ多いでしょうし、CD1枚を買うのだって大変な学生さんだっているはずです。それでも頑張ってひねり出したお金でCDを1枚買って1票応募したなら、それは素敵なことではないでしょうか。

お金をたくさん使っているファンは公式さんにとっても他ファンにとってもありがたい存在です。作品の未来が続く可能性を数%でもあげてくれる代えがたい存在です。

ですが、だからといって「お金を使うファン=偉い」なんてことはありません。

お金が使えないならそれは別の手段で好きを表現すれば良いと思うのです。

好きだから絵を描いて、文字を書いて、コスプレして、それで誰かがその作品に興味を持ってくれて布教が成功したら素晴らしいと思いませんか。

そういった創作が苦手でもリアルの友達に話したりネット上の友達と盛り上がったりして、好きを共有し合う。それだけでも作品を盛り上げる1つの要素になりませんか。

そして輪が広がっていって誰かがヒプマイを好きになって新たにCDやグッズを買ったりしてくれたら万々歳ではありませんか?

直接お金を使えなくたって作品を盛り上げていく手段はいくらでもあるはずです。お金をたくさん使う人はそれは自分が自分で納得して、自分が出来る中で一番有効な応援だと考えてお金を使っているのでしょう。それならばお金をあまり使わない(使えない)人を貶めるようなことは言うべきではないのではありませんか。

まとめ:お金うんぬんが定期的に問題になるオタクワールド

同じ作品を応援する者として、何が言いたいかとまとめます。

「お金持ちはお金持ちなり」の、「お金が使えない人はお金が使えないなり」の、それぞれ出来ることややるべきことがあるのではありませんか?お互いを貶めている場合ではないと思いませんか。

新しい作品が生まれてはあっという間に消えていく戦国の世さながらのオタク業界ですが、何事も自分の価値観や自分の意見を人に押し付けないようになれば平和になるんじゃないかな、と思うアラサーオタの一意見でありました。

お互い尊重し合おうとは言いませんが、お互い無関心でいることも平和に生きる一つのコツですよ。

ABOUT ME
三日月
静岡県在住のフリーライター。サプリメントや動物、オタク業界に強いアラサー♀。お仕事の依頼や問い合わせはお問い合わせフォームからお願いします。
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