おはようございます、三日月です!
昨日はブログを書けず…本日は朝更新です。
本日は動物の仕事に関するぼやきです。
技術職への手当をもう少し厚くしてもらえないものか
私は東京農大の畜産学科で主に家畜について勉強し、そのあと1年弱養豚業に従事していました。
豚と言っても産業豚なので大人のオスメスは200~300キロもあります。食肉にする用の豚は100キロくらいで出荷になりますが、どちらにしても突進されたら冗談抜きでぶっ飛びます。打ち所が悪ければまじめに死にます(^^
学生時代は動物園実習に行かせてもらい、トラやらゴリラやらの大型の動物に携わらせてもらったことがあります。油断したら言わずもがな死にます。
こんな経歴があり、一応動物に関してプロではないけど素人ではありません。
動物ってきれいなことばっかりじゃないよ
食肉用のオスの豚は生まれて数日内に去勢をします。去勢しないと肉がオス臭くて食べられたものではないからです。
私がいた牧場ではよくホームセンターなんかで売ってるニッパー1本で睾丸をパチパチと縦に切って精巣を引っ張り出してちょっきんしていました。切ったあとはヨードチンキをシュッとスプレーして終わり。子豚はあんまりにも痛いので絶叫するか絶句するかどちらかでした、ごめんねって思いながらも仕事なので毎日のようにパチパチやってました。※犬猫なんかの去勢は多分もっと丁寧なのでご心配なく…!
朝担当の豚舎に行ったらそろそろ出産予定だったお母さん豚の体から子宮がすっぽり抜けてしまって、お母さん豚が血の海の中で失血死していたことがありました。抜け落ちた子宮の中で子豚も全頭死んでいました。
いきみ過ぎて子宮脱してしまったものと思われます。
豚は人間のように膝(足)を折って座ることができません。体の作り的になのか?ごろんと横になるしか寝る方法がありません。お母さん豚が寝た拍子に子豚を潰してしまい気づいてあげられず、子豚がおせんべいのように潰れて死んでいました。夜から朝にかけて出産した場合朝行くとたくさんの子豚がおせんべいになっていることもありました。
出産時に産道に子豚が詰まってしまって膣から手を突っ込んで血まみれになりながら子豚を取り上げたこともあります。
動物は好き。だいすきです。
でも、動物の仕事はきれいなこと、楽しいことばかりではないんです。いくら動物が好きでも糞尿は臭いです、動物が病気やケガになってしまったら文字通り血まみれになることもあります。
物言わない動物のちょっとした変化に気づくのも経験から培われていく技術です、それでも本能的に弱みを見せない動物も多く気づいてあげられないことも多いのですが…。
そんなこんなで一応技術職に当たると思うのですが、動物関係は大体の職業で軒並みお給料が低いです。
ペットショップ
動物病院
畜産業
動物園関係 etc
ほとんどお給料は高くないです、畜産業なんてなかなか酷いものですよ。
動物関係は動物が好きだからとやりたい人は多い仕事です、でもだからといってやりがいって言葉で若者を搾取してはいけないと思うのです。もうちょっと技術というものを買ってもらえないものでしょうか…。
日本ってなんだか技術職に対する評価が低いのはなんででしょうね。。会社に莫大な利益をもたらす、特許を取るような発明をしてもせいぜい評価は金一封なんてこともザラと聞きます。下手したら何もお金的なバックがないと聞いたこともあります。
ほんと なんでやねん(つっこみ)
正直お金って一番モチベーションに繋がると思うのです、最近の若者は~とよく言われますが、頑張れば稼げるなら頑張る人は多いと思います。頑張ったって見返りが期待できないなら頑張らないよ。
もっと頑張りをきちんと評価してくれる世の中になればいいのになぁ。
この記事はとりあえずここまで。
本日のBGM
うたプリより、カラオケで歌うと楽しい曲です(*´ω`*)