【アラフォー】どうにも生きづらいと思ってカウンセリングに行ったら、「複雑性PTSD」だった件について【毒親育ち】
こんにちは、みかづき(@trickwolves)です。
今回はちょっと重めな心理やトラウマ、カウンセリングに関する経験談です。長くて読みづらい可能性もありますが、私と同じようにトラウマで苦しむ人が息をしやすくなるきっかけになる可能性もあるので、記事という形にまとめてみました。
ということで、本編スタート。忘れもしない2025年3月のとある日、当時の私は2024年10月頃から数カ月に渡る心身の不調に悩まされていて、いよいよ「こりゃあやべえ……」的な状態になっていました。
心身とも大崩壊、文字通りやばかった3月
何がやべえかと言えばまず、とにかく体が痛い。肩甲骨の間から両肩、首の辺りががちがちに凝り固まってしまい、肩こりと片頭痛のコンボへと発展。朝起きた瞬間から寝る時まで続く激痛に耐えかねて、毎日市販の鎮痛剤を飲んでいました。
鎮痛剤を毎日飲むのはよくないことは知っているけれど、整骨院や整形外科に行っても凝りがひどいことを指摘されるだけ。運動をしてもストレッチをしても、マッサージやリハビリを受けても、凝りをほぐす処方薬を飲んでも、湿布を貼っても、ちっともよくならなかったのです。ついでに激痛の中で便秘と下痢を繰り返すという、なんだかとんでもない状態になっていました。
さらにメンタル面の不調もすさまじく、特段何かあったわけでもないのに「死にたい」という気持ちが湧き上がってくる、いわゆる希死念慮がひどくなっていました。
そして希死念慮のせいで頭は動かない、それでも(自営なので特に)仕事はしなければという焦燥感、仕事の記事を書いても納得できる仕上がりにならない無力感、そしてその焦燥感と無力感がごちゃ混ぜになってさらに頭が動かなくなり、自己嫌悪に陥って余計に死にたくなるという、無限の負かつ地獄のループにはまっていました。
うつ病を疑い、病院かカウンセリングか悩む
地獄のループにはまって苦しんではいましたが、私には幸い(?)うつ病になった経験があります。そのため当時の心身の症状については以前、自身がうつ病になった時の状態と非常に近いことに気付いていました。なのでいよいよメンタルクリニックか心療内科か精神科か、あるいはカウンセリングに行かないと文字通り死んでしまう可能性があることも理解していました。
そこで回らない頭で必死に考え、
- 以前の経験から、病院で薬を処方されればほぼ確実に楽になること
- しかし症状を薬で押さえたところで一時しのぎであり、根本的な解決にはならないこと
- 根本的に解決するためには自分の内面、根っこから解消する必要があること
という流れで考えをまとめ、カウンセリングを受けることに決めたのでした。
カウンセリングを受けることを決断した背景には、社会人になってから放送大学で心理学を学んで認定心理士の資格を取り、YouTubeをはじめとしたさまざまなコンテンツを視聴し、図書館や書店にある心理学の本を読み漁ったという、心理に関する知識の積み重ねがありました。
というのも心理学について学べば学ぶほど、人間の心理(の一部)は学術として大学生の教科書に落とし込めるものであること、私と同じような心理状況や症状で悩んでいる人が多いことがわかってきていたのです。その中で自分の中にある言語化できない心理的な「何か」が悪さをして、自分の心身を蝕んでいることに気付いていました。
とはいえ「その程度の症状でカウンセリングを受けにきたとか草w」なんて言われたらどうしよう、カウンセラーさんと合わずに余計悪化したらどうしよう、お金が足りなかったらどうしよう……なんてありとあらゆる不安で頭がいっぱいだったのも事実です。
とはいえカウンセリングを受けることを決め、さらにこのままでは心身の状態がどうにもならないこともわかっていたので、回らない頭で必死に近くのカウンセリングルームを検索。女性にフォーカスしたカウンセラーさんを発見して清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで予約し、カウンセリングを受けはじめたのでした。
10カ月に渡ったカウンセリング
そして初回のカウンセリング当日。恐る恐る尋ねたカウンセリングルームはとても明るくて清潔でおしゃれな部屋、カウンセラーさんは豪快で裏表のなさそうな、なんとも頼りになりそうな女性でした。
そしてその部屋で、今どんな状態で悩んでいるのか話す初回カウンセリングがスタート。何かを隠しても仕方がないと腹をくくり、今自分を悩ませている症状たちや、とにかく死にたくて仕方がないことを伝えました。
この場でどこまで話せばいいのか、どこまで話していいものか。初めてのことばかりでわからないことだらけ、何を離したのかあまり覚えていないけれど、カウンセラーさんは怒ることも笑うことも茶化すこともなく、真剣に話に耳を傾けてくれました。そして「信じられないと思うけれど大丈夫、あなたは絶対によくなる」という、驚きの言葉をくれたのです。
そこからはじめは2~3週間に1度、後半は1カ月に1度くらいのペースでカウンセリングを続けていくうち、私は「複雑性PTSD」だと思われることが判明。体の痛みも便秘も下痢も、意味のわからない死にたさも、全ては私の心の中にぎゅうぎゅうに押し込まれていたトラウマが原因だったのです。
カウンセリングを受ける前の私はかつて母親に言われた暴言、小学生の時に締め出しを食らって外で膝を抱えている自分の姿、中学生の時に台所で小さくうずくまっていた自分の姿、「あの時こうすればよかったのに」と後悔している場面など、あらゆる思い出したくもない場面をほぼ毎日のように思い出し、そのたびに辛く苦しくなるという現象が頻発していました。
カウンセラーさんによると、こういった症状は「フラッシュバック」と呼ばれる、PTSDの典型的な症状とのこと。心理学を学んでフラッシュバックという単語自体は知っていたのに、自分の身に起きていたことがその単語と全く結びついていませんでした。
またこれまでさまざまな記事で書いている通り、私の母親は気分の波がある女性です。気分や雰囲気で私をコントロールすることが多かったのですが、それは私の「バウンダリー(境界線)」を侵略していたのだと教えてもらいました。これまたバウンダリーという単語自体は知っていたはずなのに、自分がそれをないがしろにされていたことにも気付いていませんでした。
カウンセリングを重ねる中で自分の中に大量のトラウマがあり、それが複雑性PTSDの原因となり、自分を苦しめていることを少しずつ理解し、納得していきました。
ずっと体や心が痛かった理由も、びっくりするほど自己肯定感が低かった理由も、生活していける程度のお金はあるのにお金がないと思い込む「貧困妄想」に苦しめられていた理由も、何もかもの原因がトラウマにあったことに驚いたり、納得したり。驚きと苦しみと解放と……数カ月に渡ってさまざまな感情をしみじみと感じ、心の膿を出していきました。
なおカウンセリングを受けるたびにトラウマを刺激されるため、カウンセリング後の数日間はぐったりしてしまって寝込むことも少なくありませんでした。これは回数を重ねるたびに軽くなっていきましたが、最初の方はかなりしんどかったです。
カウンセラーさんいわく、ツボ(心)の中にトラウマというヘドロがたまっていて、刺激しない限りヘドロは沈殿している状態とのこと。ただしカウンセリングを受けてカウンセラーさんがツボの中のヘドロをかき出すと、ヘドロ自体は減るけれどツボの中で舞い散ってしまう。そのためヘドロがたくさんあるうちは、カウンセリングを受けるとどうしてもしんどくなるそうです。
カウンセリングを終えた結果
そしていよいよカウンセリングを終え、卒業となったとき。カウンセラーさんは「みかづきさんは強いし、これまで積み重ねてきたものがあるからきっともう大丈夫」「人生を楽しんでね」という、宝石のようにキラキラと輝く言葉をかけてくれました。
私の中にたまっていたトラウマは正直、なかなか手ごわい方だったそうです。ですがそれでも10カ月という短期間で卒業できた背景には、知識や経験の積み重ねがあったこと、私が強かったことがあると言われたのですが、自分でも素直にそう思っています。昔の私にはできなかったことだけれど、今はどれだけ苦しくても道を踏み外すことも命を絶つこともせず、働くことも学ぶこともやめなかった自分を素直にほめてあげられるようになりました。
今回10カ月に渡ってカウンセリングを受け、前述したとおりカウンセリングを受けた翌日~数日間は大体しんどくなって寝込みましたし、お金も時間も体力もめちゃくちゃ使いました。カウンセリングは病院と異なり保険が適用されないので、10カ月でも相当なお金がかかりました。
カウンセリングに行ってよかった!!まじで!!!しかしカウンセリングの終盤から効果を感じていたけれど、卒業後には本当に驚くほど体の痛みが消え、おなかの調子も整い、死にたくなることがほぼなくなりました。頻発していたフラッシュバックもほぼなくなり、バウンダリーを侵害してくる人間との縁が切れていき、そのおかげで息がしやすく、生きやすくなりました。
30年近く悩まされてきた不快な心身の症状がたったの10カ月で、冗談抜きに霧散しました。
もしかすると私が単に幸運で、最初から自分に合う、腕が立つカウンセラーさんに巡り合えただけかもしれません。もし心身ともに限界だった3月のあの日、意を決して行ったカウンセリングで合わないカウンセラーさんと当たっていたら……正直、余計に症状が悪化していたかもしれません。
それでも本当に驚くほど心身が楽になったので、私と同じような症状で悩んでいる人はカウンセリングを受けてほしいと切に思っています。「なんかよくわからんけど生きづらい!」「なんか知らんけど死にたいが止まらないぜ☆」という方は、ぜひ「トラウマカウンセリング」を得意とするカウンセラーさんを尋ねてみてください。
カウンセラーさんを探す際は一つの指標として、国家資格の「公認心理士」ないしは歴史のある「臨床心理士」の資格を持った方を探すといいのではないかと思います。私がお世話になったカウンセラーさんは両方の資格を持ち、スクールカウンセラーとして地域の学校でも活動していた実績のある方でした。
さいごに
さてさて、重苦しいお話はここで終わりです。ここまで長々と書いた4500文字ほどの文字列を最後まで読んでくださった方には、心から感謝の言葉を伝えたいです。ありがとうございます。
最後に、複雑性PTSDに苦しんでいた当事者として。今この時に心身ともボロボロで苦しい、しんどい方がいいカウンセラーさんに巡り合い、息がしやすくなることを心の底から願っています。


