元飼育員の動物ライター、みかづき(@trickwolves)です。
大変遅くなりましたが、昨年は大変お世話になりました。今年は昨年よりブログやXを更新したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、そんなこんなと新年を迎えまして……私は現在「2025年にやりたいことリスト100」を制作しています。これはその名の通りやりたいことを100個羅列したリストで、まだ4割くらいしか埋められていません。しかし思いついたものを1つずつ追加するという作業は、日々のちょっとした楽しみになっています。
「2025年にやりたいことリスト100」制作秘話(?)
このリストを作りはじめた一番のきっかけはもちろん、新年という節目であること。しかし実は昨年もろもろあって家の中で軽くぶっ倒れまして、自分がこの後何年も、何十年も生きていられる確証がないと実感したこともまた、大きなきっかけになっています。
ということで今年の間にやりたいことを100個書き出していますが、具体的な内容としては
- 行ったことのない飲食店に行く
- 井の頭自然文化園に行く
- 鯖江市西山動物園に行く
- ブログを書く(まぁなんて小さな目標でしょうか!)
といった感じで、1つ1つは小さなものばかりです。しかし意外と数年、十数年の間うすぼんやりと「やりたいなぁ」「いいなぁ」と思いつつやっていなかったものがとても多かったので、書き出し可視化してみてよかったなぁと思っています。
そしてあれこれと考えて書き出しているうちに、ふと未成年の頃からずっとやってみたかったことを思い出したのです。私がずっとやってみたかったこと、それは……
「劇団四季のミュージカルに行くこと」!
劇団四季の名前を見た地点で、「あ、私も行ってみたいんだよな」「いいなぁ」なんて思った方も少なくないのではないでしょうか。
勢いだけで劇団四季のライオンキングを予約
やりたいことが思い浮かんだのなら、善は急げ!……ということで、早速劇団四季のサイトをチェックすることに。
観る公演は王道の『ライオンキング』か『アナと雪の女王』の2つに絞り込みましたが、実はアナ雪の映画を観てないので(!)、今回はアニメ映画も実写映画も複数回見ているライオンキングを観ることにしました。
観る公演を決めたら、お次はチケットの確保フェーズです。サイトを見てみたところ、チケットの価格は公演の日程や席の場所によって変わることがわかりました。
今回は十数年と憧れていた舞台を観に行くのだから「できるだけいい席で観たい!」と思い、一番お高いS席を予約することに。
しかし舞台の真ん前、いわゆるドセンは予約ページを見ていた時点で全公演埋まっていて、S席自体もぽつぽつしか空いてない状態でした。
調べてみたところ、ライオンキングは2023年12月20日に日本上演25周年を迎えたという超ロングラン公演なのだそうです。これだけ続いている作品ということはやはり熱烈なファンがいるんだなぁと感じつつ、残っている席の中で1番舞台に近いS席を予約しました。
そして「わーいチケット取っちゃったー!!フッフゥ!↑↑」なんて高揚感を感じつつ、当日を待つことになったのでした。
ひとりで初劇団四季、初ライオンキング体験レポ
そして迎えた当日。ドキドキしつつ開演20分ほど前に有明四季劇場へと到着し、入口でチケットのQRコードをタッチして入館しました。
入館した時点で1階と2階に1カ所ずつ、計2カ所ある物販コーナーはどちらも列ができていて、やはり熱烈なファンがいるのだなぁと実感しました。
劇団四季のド初心者である私は余裕をもって行動するべくとりあえずシアターに入り、席を探して座ることに。ブランケットを持って行った方がいいかな?なんて思っていたのですが、会場内はそんな心配も要らないほど快適な温度でした。
そして着席したところ、公演前は会場の写真を撮影してもいいとのアナウンスが。写真のお土産を持って帰ることができる、小さな心遣いがすてきだなぁと感じました。

写真を撮りつつしばらく待ったら、いざ開演。前述の通り映画は見ているのでストーリーは知っていましたが、公演はもう本当に「ただただ最高!!」の一言でした。
劇団四季のライオンキングではキャラクターたちはもちろん、動物や植物まで人が演じているのですが、特にハイエナ、チーター、ティモン、プンバァはともすれば人が演じていることを忘れるほど動物らしい動物の動きで、感動しきりでした。
そしていつの間にか自分がすさまじい熱量で作り上げられた作品の中に入り込んでいて驚き、ふと動物だと認識していた彼らが人間であることを思い出して驚き……現実だけれど現実ではないような、夢の中に入り込んだような、なんとも不思議な体験をした約2時間40分でした。
ひとりで初劇団四季、初ライオンキングの感想
実はこれまでいわゆる2.5次元のミュージカルは見たことがあったのですが、劇団四季のようなミュージカルを生で見るのは今回が初めてでした。
公演では演者の皆さんのパワフルでエネルギッシュな動き、圧倒的な声量が重なり合って作り上げられる美しいハーモニー、驚くような方法で表現される動物たちの姿、舞台を美しく彩るライティングやちょこちょこ挟まる小ネタまで、どこを見ても本当に最高で、本当に楽しく素晴らしい時間でした……!!
私が行った日は平日の最も安価なバリュー料金の日で、S席の価格は1万1000円でした。しかしあの濃密にも濃密な2時間40分を過ごしてこの値段だと考えると、全く高いとは思いません。
公演中は心臓がドキドキして心が、魂が震えました。ストーリーや表現への感動と、演者の皆さんから伝わる熱い感情に胸を打たれて、自然と涙があふれました。
最近は色々とあって心身ともあまり元気がなかったのですが、この公演で最高にすてきな元気玉をもらえました。そして私もクリエイターとして何かを作りたい、心の中にあるものを表現したいと、物作りをする者としての心に火も灯りました。
劇団四季は知っているけれど、気になるけど行ったことがない。そんな人も多いのではないでしょうか?実際私がそうでしたし、私の周囲にも同じことを言っている友人が何人もいます。
そんな方はぜひ、自分へのご褒美という大義名分を掲げて気になる公演に行ってみてください。
ライオンキングなら特に物作りをする方(クリエイター)、動物好きな方、ディズニー好きな方に刺さると思います!