道化鴉

日々生き方を模索しているオタクコスプレイヤー、アラサー♀のお仕事・動物・心理学に関するブログです。(認定心理士取得予定)

【できれば】地方役所の臨時職員はとってもブラック・デメリット編【やめとけ】

就活の時期を迎えると、あるいは社会人になると仕事のことで思い悩むことが増えますよね。かくいう私も社会に出てから仕事のことで10年近く悩んでいます。


本当にこの仕事で良いんだろうか、こんな仕事をしていていいんだろうか、10年後までこの会社で勤められるのだろうか…考え始めると悩みは尽きませんし1つ解決すれば1つ悩みが出てくるような果てしなく終わりのない迷路に迷い込んだような気持ちになることすらあります。


仕事については自分の目指すものやライフスタイルによって正社員が良いのか派遣が良いのか悩みつつ決める方も多いかと思いますが、その選択肢の中に「役所の臨時職員」を入れようと考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな方向けにとある市の臨時職員として1年近く勤務している私からのアドバイスです。


アドバイスの内容を端的に言うと「できればやめとけ☆」となります(笑)

役所の臨時職員として働くメリット

  • 公務員試験をパスしなくても役所(や関連施設)の中で働くことができる
  • 実務経験を積むことが出来る→実務経験が必要な資格を取得するための土台を作ることができる

役所の臨時職員として働くデメリット

  • 正規職員とほぼ同等の仕事にも関わらず給料が異様なまでに安い
  • 評価制度がない、もしくはあっても誤差の範囲
  • 臨時の立場にも関わらず客(市民)からは公務員だと思われる
  • ↑の理由から公務員と同じ対応や立ち振る舞いを要求される


正直な話、役所の臨時職員として働くことはメリットを考えても余りあるデメリットがあります。


今回の記事ではデメリットの方に焦点を当ててみます。

給料が異様なまでに安い

ほぼほぼ最低時給かそれに近い金額での雇用となります。それにも関わらず事務職であろうと現場職であろうとほぼ正規職員と同じ量、同じ質の仕事を要求されます。


heikinnenshu.jp


上記サイトによると公務員の一般職員の平均年収は557万円、そして臨時職員の平均年収は323万円とのことです。もちろん都道府県や市、職務内容によって年収に大きく差があるものと思われます。



正直この額を貰っている臨時職員はほぼいないものと考えた方が良いです。特に現場職(図書館司書、保育士、動物飼育員など)の場合この平均年収マイナス100万くらいだと考えても差し支えありません。


1日8時間フルタイムで働いて年収は200万ぽっちです。隣で同じような仕事をしている正規職員はその倍の給料を貰っています。


もちろん正規職員の方が責任は重いでしょう、何かあった時責任をより問われるのは間違いなく正規職員でしょう。


ただね、同じ仕事をして給料が倍近く違うというのは一体全体どういうことなんだろうと思ってしまうのは致し方ないのではないでしょうか。図書館を筆頭として実際の施設としての機能を臨時職員に支えられている公的な施設はかなり多く存在するはずです、それにも関わらず臨時職員を最低時給でこき使っている、それが日本の現状です。


実際私が勤めている小さな動物園も臨時職員が一斉ストライキなんて起こした日には恐らく立ち行かなくなりますし開園すら出来ないと思われます。いっそストライキでも起こせたら気持ちがすっきりするでしょうか。


是非一度ご自分が住んでいる市や住みたい市の臨時職員募集の要項を見てみて下さい、愕然とすると思います。あるいはこんな給料なら楽な仕事なのではないかと感じると思います。高校生のコンビニバイトくらいのお給料でめちゃくちゃにこき使われます。

評価制度がないもしくはあっても微妙なもの

正規職員であれば勤続年数や成果によって年収が上昇していくものと思われますが、臨時職員においては昇給はあってないようなものです。


正直どれだけ頑張っても評価をして頂くこと自体がありません、頑張っても頑張ってもお給料には一切繋がりません。平たく言ってしまえば頑張っても頑張らなくても給料面では何も一切変わりません。


挙句私の勤めている職場では雇用されている・雇用している関係が続いているにも関わらず1年に1回書類上で契約を切り書類上で再雇用をするというセコイ手段を使って正規職員への登用・無期雇用への道を完全に閉ざしています。


「有期労働契約が5年を超えた場合は無期雇用へ転用しないといけない」と労働契約法で定められているのですが、これを回避するために書類上で小細工を行うことが普通にまかり通る世界、それが役所の臨時職員をとりまく世界です。
労働契約法の改正について~有期労働契約の新しいルールができました~

客(市民)から公務員だと思われる

これがまたやっかいな点です。


臨時職員ですのでつまりはアルバイト、パートさんのようなものですが市民から見たらそんなこと構う訳はありません。その施設にいてその施設で働いている人=公務員と見られてしまうため、時折心無い言葉を投げられたりそういった対応をされたりします。


ごくたまに「公務員だから良いよね~」やら「公務員のくせに~」やらと言われますが、臨時職員はあくまで臨時であり公務員ではないのです。そもそも公務員だからという理由だけで人を馬鹿にしたり卑下したりする方もどうかと思うのですが、公務員のくせに~と言われても我々臨時職員にはなにもどうにも出来ません。


なんというかただひたすらに悲しいです。公務員でもないのに何故馬鹿にされなければならないのでしょうか…それなくても日頃の理不尽な扱いに耐えているのに。

公務員と同じ対応や立ち振る舞いを要求される

上で述べたものと内容は被りますが、その施設にいてその施設で働いている人=公務員と見られてしまうことから役所側から「市の職員としての立ち振る舞い」「市の職員としての対応」を強要されます。


この安月給の人にそれを要求するのってどうなの…と思いますが、市の公務員という姿に泥を塗らないよう笑顔で明るい接客をするように都度都度言われるのでとてつもなくげんなりします。


市の顔になる現場職員のお給料はほぼ最低時給です。市の顔って随分お安いですね!!

余程の覚悟と目的が無い限り臨時職員になることはすすめません

何かの資格(学芸員や飼育技師など)を取るために実務経験が必要であるとか、どうしても期間限定でも憧れの施設で働いてみたいとか余程の強い覚悟や目的、情熱が無い限り臨時職員になることは全くお勧めしません。


驚くくらい安い給料でこき使われて契約期間終了後は再利用不可能なちり紙のようにぽいと捨てられてしまう、それが地方役所とその関連施設の臨時職員というものです。


安直な気持ちでとりあえず臨時職員でいいか、と思ってそちらに進もうとしている方がいたならば是非一度考え直してみて下さい。お給料安いし激務だしろくに評価もされない環境は正直精神的にかなり堪えますよ。