こんにちは、三日月(@trickwolves)です。
私は筋金入りのオタクであり、もともとはいわゆるグッズ厨と呼ばれる”グッズオタク”でした。どのくらいグッズ厨だったかというと、「当時ワンルームだった自宅の床にグッズを並べると並べきれない」くらいにはグッズを所持していました。
しかし昨年からグッズ収集を控え、今年に入ってほぼ完全にグッズ収集を止めたので、今回は私がグッズ収集を止めた(止められた)理由についてお話していきます。
グッズ厨がグッズ収集を卒業した理由1:大事すぎて使えないから
オタクには わかると思う この気持ち
オタクという生き物は推しが好きすぎるあまり、頑張って買い集めたグッズは封を切ること、ビニール袋から出すことすら惜しくなってしまいがちなのです。
では購入したグッズはどうしていたかというと…
基本的には未開封で暗所に保管→たまに出して眺めてにやにやする
という使い方(?)をしていました。使い方と言えるのかそれは。
ということで私は大金を出して購入したグッズ全てが大事すぎて使えずにしまい込んでいました。するとある日ふと、「もったいない病で使えないのに、グッズを買う必要はあるのだろうか…?」という疑問が生じてきたのでした。
グッズ厨がグッズ収集を卒業した理由2:保管していたグッズが劣化してきたから
ということで集めたグッズを見てにやにやしていた訳ですが、ある日ふと一部の缶バッジにはサビが、紙類にはたわみやシミが生じていることに気付いてしまいました。
そこでどれだけ大事にしていても、
- 物は必ず劣化していくこと
- 素人の保管では劣化を抑えることが難しいこと
を痛感してしまったのです。そして少しずつ、グッズを集めることや保管することに対する限界を感じるようになっていきました。
グッズ厨がグッズ収集を卒業した理由3:作品の楽しみ方が変わったから
3つ目の理由としては、「作品の楽しみ方が変わったから」ということが挙げられます。
私はここ10年近く、主に『うたの☆プリンスさまっ♪』の推しである一十木音也と一ノ瀬トキヤのグッズを集めていました。
うたプリはリアルイベント(ライブ、展示会などなど)が開催されるとその場で限定グッズが発売されることが多く、グッズを集めること=リアルイベントに参加することという方程式が成り立つ感じの作品です。
長らくうたプリガチ勢だった私はイベントごとに東京やら大阪に行き、イベントごとに軽く1~2万はグッズを購入していました。
しかし色々と思うことがあってガチ勢からゆるく楽しむ勢へと変わり、イベントに行かなくなりました。そこで自然とグッズを購入しなくなり、1と2の理由もあってほぼグッズ厨を卒業した次第です。
グッズ厨がグッズ収集を卒業した理由4:満足したから
うたプリゆる勢となり、その後オタクを卒業…した訳もなく。現在はアプリゲームの『原神』にどハマりし、こちらのガチ勢となっています。
しかし原神のグッズについては、ごく少量購入しただけです。原神も大量にグッズが出ているのですが、香水やお守りなどの実用性があるものだけを少量購入し、普段使いできないものは購入していません。
その理由、そしてグッズ厨を卒業した最後の理由は「満足したから」となろうかと思います。
私はこれまで10年近くグッズ厨としてブイブイバリバリ(死語!)やってきて、缶バッジからアクリルスタンドからぬいぐるみから紙類からなにから、ありとあらゆるグッズを購入してきました。
これまで時間もお金も突っ込んで、たくさんのグッズを集めてきました。イベントでは欲しいグッズが開始5分で売り切れるところも、目の前で売りきれるところも見てきました。果ては手持ちのグッズが劣化し、傷んでいく姿も目の当たりにしました。
色々な経験を経た結果、私は「グッズを集めるという行為」に満足してしまったようです。
10年近くかけて100万円以上使い、自分なりにグッズ収集という行為をやり切ったのだと思います。今はある種、目標としていたマラソンを完走した時のような、大好きな物だけを食べ続けて満腹になった時のような、清々しい気持ちさえ抱いていたりします。
最後に
ということで、グッズ厨だった私がグッズ収集を卒業した理由は
- 大事すぎて使えないから
- グッズが劣化してきたから
- 作品の楽しみ方が変わったから
- 満足したから
の4点となります。グッズの劣化を見つけた時は本当に心が痛かったです…。
この記事を見て下さっている方の中には、「グッズ収集を止めたいけど止められない」と悩んでいる方もいらっしゃることと思います。
しかしあくまで私個人の意見ですが
- グッズ収集が義務になってしまって精神的に苦しい
- 借金をしてまでグッズを購入してしまう
など、生活に支障が出ている場合を除けば、やりたい所までやってしまっても良いのではないかと思います。
というのも自分を含め、周囲の10年近く付き合いがあるアラサーオタクかつグッズ厨な仲間たちも、このところグッズ欲が落ち着いてきているのです。なので多くの人は行きつく所まで行けば、やれる所までやれば、自然と「グッズが欲しい」という欲求が落ち着いてくるのではないかと思います。
もちろん行く所まで行っても欲求が落ち着かない、という方もいらっしゃることでしょう。しかしそれはそれである種天性の才能ですし、生涯グッズ厨を貫くのも1つ楽しい生き方なのではないかと思います。