三日月(@trickwolves)です。
つい先日、職場にて「時間外労働が長すぎる」ということが問題になりました。なんでも労働基準監督署から是正しなさいと指導があったそうです。
早出も立派な時間外労働である
時間外労働というと残業を思い浮かべますが、今回問題になったのは実は残業ではなくて早出です。
開園時間までに開園に向けた作業をするのですが、始業時間と開園時間の間が短く、規定の時間だと開園作業が間に合わないことが多くありました。そのため多くの人が30分〜1時間の早出をする状態が常態化していました。
※ちなみに私はほとんど早出せず大体ギリギリに行ってました。やる気がないのではありません、雇用条件を守っているだけですよ。
労働基準法によれば早出も時間外労働にあたり、本来ならば時給×1.25の給料を支払わなければならないはずのものです。
早出なんてするものではない
以前もこんな記事を書きましたが、私は早出がとてつもなく嫌いです。
なぜかといえば雇用条件で決まっている時間以外は働きたくないから、そして残業がだめなら早出もだめであるべきだと思っているから、これにつきます。
私の考え方は旧日本の考え方から考えればおそらくクズな考え方であり、団塊の世代辺りの方にはありえないと思われるのでしょう。ですが私は決まった時間に必要なことプラスαは終わらせることができるため、このように考えています。
その分時間内にやるべき仕事を終わらせることができるよう、様々な工夫を凝らします。無駄は省き、自動化できるものは自動化し、いかに楽をできるか…というところに常にアンテナを張っています。
頑張らないという選択も大いにアリ
正直このくらいゆるくないと心を病んじゃいます。以前見かけたこちらの漫画が真理だと思うのです。
人が足りないからという理由で1人が頑張ってしまったら、その仕事はその人数でできると判断されてしまうものです。
本来1人が終業時間内にこなすべき業務量を1とすると、早出や残業をすると1人で1以上の仕事をすることとなります。その場所でやるべき仕事が5として、人員が4だとしたら1人1.25の仕事をすれば確かに必要量の仕事を消化することができます。
ですがそもそも1人が1.25やる前提で人員を配置していること、その上高いクオリティを求めることがおかしいのです。本来従業員たる我々は1の仕事をすれば良いのです。
そんなキツキツの状態で頑張っても人件費が浮いて上層部が得をするだけ、下々の者は損をするばかりです。そんな中で全力で頑張ってやる必要性なんて、皆無だと考えます。
1以上の仕事をするかどうか自分で選ぶことができて、かつ1以上の給与が貰えるのであれば各個人で判断すれば良いと思います。しかし早出や残業を強要し、1以上の仕事をさせてかつ1の給料しか支払わないのは完全悪だと考えます。
早出残業しないと仕事がまわらないならば、そもそも会社側が仕事の量や人員配置を根本から一回考え直すべきです。従業員側の問題ではありません。それで離職率が高いとか良い人材が来ないとか、現代の若者はどうたらこうたらとか寝言は寝てから言って頂きたいものです。
社畜という言葉が当たり前でなくなりますように
労働環境が悪い企業が大っぴらに叩かれ、少しずつ国内の労働環境は良くなっている兆しが見えているように感じます。しかしその対象となっているのは基本大企業であり、中小企業はまだまだ世間や労働基準監督署の目が手が届かないところが多くて悪しき昔の体制がのさばっています。
この国からブラック企業を淘汰するには、改善していくには労基の目を期待するのではなく、従業員たる我々が声を上げていくべきだと思います。
少しずつ働きやすい、生きやすい世の中になりますよう、声をあげていきませんか。
世の中には仕事がたくさんあることを知ろう
早出や残業が当たり前、そんな会社では身も心も疲れ果ててしまいますよね。
世の中は労働力不足が叫ばれています。そして求人を出している企業が星の数ほどあります。転職サイトに登録して、どんな求人があるか見てみませんか?
もしかしたら憧れていた、ずっとやりたかった仕事の求人が出ているかもしれません。