道化鴉

日々生き方を模索しているアラサー♀のお仕事・心理学に関するブログです。(うつ病完治、ゆるゆると社会人に復帰しました。)

佐野洋子さんの「がんばりません」を読んで

 こんばんは、三日月です。

本日はほとんど何もせず履歴書を書いておりました。年内は働くつもりがなかったのですが、契約社員ながらやりたい仕事をうっかり見つけてしまったので土曜日に面接に行ってきます。ハローワーク経由で応募したのですが少なくとも1名は応募しているとのことだったので恐らく数人と闘わねばならなそうです。勝ち抜けるかな…!?

履歴書を書きつつ本も読んだのでその感想を記事にしてみます。

 

佐野洋子さんの「がんばりません」

がんばりません (新潮文庫)

がんばりません (新潮文庫)

 

私は本屋さんをふらふらと見て回るのが大好きです。ただ基本的には何回も行ってやっと1冊2冊購入するのが常なのですが、こちらの本はあまりにも強烈なタイトルと表紙にひかれてついつい買ってしまいました。

買ってから気づいたのですがどうやらこの本、最初に発行されたのが昭和60年のようで私が生まれる前からこの世に存在していた本のようです。

 

佐野洋子さんは「100万回生きたねこ」という有名な絵本の作家さんです。ジャケ買いならぬタイトル買いなので内容もわからず買ったのですが、この本は絵本からは全く想像できない作者さんのなんとなくかったるくてものぐさな日常が1話3ページから5ページくらいで延々と書かれた短編集でした。

 

戦後の貧乏な日本の生活、子供がいる母親の思い、自分とは全く違う立場の作者さんの日常がページをめくるたびにただただ流れていきます。この方は武蔵野美術大学卒後ベルリン造形大学で美術を学んだり諸外国を巡ったりしているすごい方です、なのにそのことをすごいとも何とも思っていない感じにただひたすら日常が目の前に流れていく。

 

1話1話の内容が非常に濃く、作者さんの時代の有名人や海外のスターの名前がポンポン出てくるのでたびたび引っかかってしまい1冊読むのにとてつもなく時間がかかりました。時間がかかってしまった…というよりむしろ1話1話大事にちょっとずつ読んで作者さんの日常を少しずつ覗く感じが楽しかったです。

 

どの文もその情景がありありと浮かんでくる面白い本でした。そして読み進める度にこんな有名な方でもちゃんと同じ人間であって人間くさい日常生活があるんだなぁ、と当たり前のことを思ったのでした。

 

何もする気になれないとき、なんとなく将来が不安なとき。この本を読むとなんとも言えないだるさとなんとなーくもったりとした皮肉を込めたセリフ達にくすっと笑えて元気になれるかもしれません。

 

本音をぽろり

佐野洋子さんのように絵本や挿絵を描いて生活している方や書籍を出して生活している方、歌を歌って生計を立てている人、声のお仕事をしている人、テレビに出ることが仕事な人…普通にOLというかサラリーマン生活をしていた私にはこういう方たちが日々キラキラ輝いて見えます。

 

1つのことを突き詰めてそれで生活をしている人って本当に格好いいなぁと、昔からそういう人間になりたいなぁと思っていたのですがその突き詰めたい1つを見つけることが出来ずに今に至ってしまいました。そのことが歯がゆくて辛くてとても恥ずかしい。

 

友人たちと話すと同じ様な気持ちをもっている人がたくさんいるんだなぁと安心するのですが、やはりそれでも何物でもない自分に妙な劣等感を抱いています。私から見たら友人たちもみんなキラキラ輝いていて羨ましいところばかりです。

 

良いなぁいいなぁと羨ましがるばかりで何も努力しなければ何も生まれないんだけど、何の努力をするか何を突き詰めるか、決められる人が本当にうらやましいです。

 

そんな感じで承認欲求ばかり募ってひたすらに自分の首を絞めている毎日です。承認欲求が強いがゆえにそのはけ口の1つとしてブログなんてものもやっているのですが、これもそれなりに続けられたら少しだけ自分の自信に繋がってくれるでしょうか?

 

何もない、何物でもない私だけれど友人には恵まれていると思っています。いい友達がいてくれるということはそんなに捨てたもんじゃないんだろうなぁ、と思うのですがまだまだ自分に確固たる自信などは持てそうにもないです。

 

孔子論語では”三十にして立つ”(30歳で自己の見識を確立し、独立する)という言葉があるのですが凡人にも凡人の私はまだ自分の見解を確立することも、ましてや独立することなんてできそうにもありません。

(引用元)

三十にして立つ(サンジュウニシテタツ)とは - コトバンク

「不惑」だけじゃない!孔子から学ぶ人生の転機となる年齢 - NAVER まとめ

 

あれこれ迷わなくなるのは四十すぎ…と孔子は言っていますがこの調子では40歳になったときもあれこれ迷ってどうしようどうしようと言っている様な気がしないでもないです…もっとしっかりしなければいけませんね。。

 

確固たる何かを見つけて笑って死ねる人生にしたいなぁ、今からでも何かできるかしら。などと思いつつ私は今日もペットのうさぎと追いかけっこなぞして退屈な一日を過ごしているのでした。働いてないのは楽だけど暇と言えば暇です。

 

では今日はここまで。おやすみなさい。